レコード大賞のやらせいつから?乃木坂?2023の選考基準おかしい理由は?

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音楽

年末にある数々の賞レースの一つ「輝く!日本レコード大賞」

1959年に創設されてから60年以上の歴史があり、この賞を取るために歌手になったという人も数知れず。

そんなレコード大賞ですが、やらせや出来レースの噂があるのはご存じですか?一体いつからそんな噂が出てきたのでしょう?

毎年のように話題になるのですが、中でも2018年に乃木坂46が大賞を受賞した時は大きく取り上げられました。

また、2023年大ヒットしたYOASOBIの『アイドル』がノミネートされていなかったことで「やらせでは?」「選考基準がおかしい」とネットは炎上・・・

この記事ではレコード大賞のやらせはいつから始まったのか?乃木坂からと言われているのは本当か?2023選考基準がおかしいと批判された理由について解説していきます!

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日本レコード大賞のやらせはいつから?1980年代後半?

最初にやらせではないかという疑惑が生まれたのは1987年でした。

この年は近藤真彦さんの「愚か者」がレコード大賞を受賞したのですが、当時大賞受賞曲の大半は年間売り上げランキングトップ10に入ってたのに、この曲はトップ30にすら入っていなかったのです。

この年はアーティストセールストップの中森明菜さんが賞を取るのに積極的でなかったことや、「愚か者」がバブル景気に明け暮れていた世相への、ある意味批判的な歌詞だったことが評価されたとも言われています。

また、授賞式前には前年に亡くなられた近藤真彦さんの母親の遺骨が盗まれて「レコード大賞を辞退しろ」と書かれた脅迫状が届く事件があったことから「何か裏で取引があったのではないか?」と言われ出したそうです。

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日本レコード大賞がやらせと本格的に言われはじめたのは1995年?

次に疑惑となった1995年は日本で最もCDシングルが売れた一年であり、28枚ものミリオンヒット作品が生まれた年でもあります。

当時絶頂を迎えつつあった小室哲哉さんプロデュースのtrf「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」が大賞を受賞したのですが年間売り上げランキングは27位でした。

もっともこの年のtrfは「3ヶ月連続でミリオンヒットシングルをリリース」して大活躍していたので、一部の噂としてささやかれるようになっただけでした。

それが一層強まったのは1998年。大賞はこれまた小室哲哉さんプロデュースglobeの「wanna Be A Dreammaker」でした。

小室さんプロデュースのアーティストの大賞受賞は四年連続となったのですが、この曲はオリコンランキング48位だったのです。globeは他にもシングル曲をリリースしていますが、いずれも50位以下でした。

一方で優秀作品賞にはGLAY「SOUL LOVE」、Every Little Thing「Time goes by」、Kiroro「長い間」、L’Arc〜en〜Ciel「HONEY」といったミリオンヒットした知名度ある曲がずらりと並んでいたたのです。

そのためavexが裏で何か動いてやらせの大会になったのでは?との声が多くなっていったのです。

これは2001年~2003年に書けて浜崎あゆみさんが三年連続受賞した時や、2005年の倖田來未さん、2008年~2010年のEXILE三年連続受賞と、他に売れた曲が沢山ある中でavexの歌手が選ばれる度にやらせの声が強まっていきました。

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やらせが明るみに出た2015年のレコード大賞

2016年10月27日号の「週刊文春」で2015年の日本レコード大賞を受賞した「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」が大賞受賞のため1億円の裏金を支払っていたことが報じられました。

2015年に2年連続で受賞となった三代目JSBの「Unfair World」はこの年売り上げ20万枚で年間ランキング31位でした。

この年AKB48が年間ランキング4位までを独占しており、レコード大賞にノミネートされた「僕たちは戦わない」178万枚売り上げていました。

全てのCDやDVDを合わせたアーティストトータルセールスでは三代目JSBは嵐、AKB48に次ぐ3位だったので、大賞を受賞したのはそれほどおかしくないともいえます。

ですが上記の報道があり、日本作曲家協会の会長だった人物が謝罪しています。
ただし三代目JSB側からの反応は無かったので、事実かどうかは定かではありません。

これ以上触れるのはやめておきますが、こういった流れがあったせいで乃木坂をはじめ大賞を受賞した人が「やらせ」だの「出来レース」だの言われているのは間違いないでしょう。

実力でつかみ取ってもどこかモヤモヤが残るのは残念ですね・・・

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レコード大賞の選考(審査)基準がおかしいのは乃木坂(2018年)から?

そんなやらせと言われるレコード大賞ですが、一部では2018年に受賞した乃木坂46から始まったのではないか?との噂がありました。

実際には1980年代からあったようなので結論としては違うのですが、以下のような意見がSNSには挙がっています。

2018年のインパクトが強すぎて、それ以降のレコード大賞では「どうせ乃木坂だろ」「乃木坂が大賞取ったらやらせって言われる・・・」といった声が多くありますね。

レコード大賞の審査基準は2018年からおかしくなったのでしょうか?

それでは2018年のレコード大賞を振り返ってみましょう。

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レコード大賞の選考(審査)基準から考える2018年のレコード大賞

2018年の日本レコード大賞優秀作品賞(ノミネート作品)は以下の通り。

欅坂46 アンビバレント
三山ひろし いごっそ魂
TWICE Wake Me Up
SEKAI NO OWARI サザンカ
氷川きよし 勝負の花道
乃木坂46 シンクロニシティ
AKB48 Teacher Teacher
三浦大知 Be Myself
西野カナ Bedtime Story」
DA PUMP U.S.A

この中から乃木坂46の「シンクロニシティ」が大賞に選ばれたのですが、やらせだと大荒れに。

特にDA PUMPの「U.S.A」が知らない人はいないというほどの知名度で、非常に耳にする機会が多かったからというのが挙げられます。

ただ売り上げをみると乃木坂46の「シンクロニシティ」が131万枚DA PUMPの「U.S.A」が10万枚と非常に差がありました。

もっとも乃木坂46のシングルは当時握手券付きで一人一枚以上の購入されていた頃なので、一概な比較ができないのは確かです。

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そもそもレコード大賞の審査基準は?

CDの売り上げ重視なのか?知名度重視なのか?
そもそもレコード大賞の審査基準はどうなっているのでしょうか?

作曲、作詩、編曲を通じて、芸術性、独創性、企画性が顕著な作品とする。
優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、
その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈る。

上記がレコード大賞の選定基準です。

「大衆の支持を得」がCD等の売り上げを、「その年度を反映した」が知名度を表していると思われますが、要するに「総合的に判断しています」ってことですね。

また、レコード大賞の出演者は日本作曲家協会が選んでおり、この協会はレコード大賞の実施が事業内容となっています。

つまりぶっちゃけてしまうと、審査員の匙加減で何とでもなるということです。

U.S.Aはカバー曲だったから選ばれなかった説

そんな中で2018年のレコード大賞はやらせでもなんでもなく「U.S.A」が海外のカバー曲だったからではないかと言われています。

曲はJoe Yellowの「USA」という楽曲、ダンスの振り付けもラッパーのシュートダンスそのままといったように、ほぼ完璧なカバーソングになっているのは事実です。

ですが「U.S.A」はレコード大賞ノミネート作品として選ばれていますし、その時点でカバー曲は評価しないという論調は正しくないように思われます。

とまあこのようにして2018年は乃木坂46の「シンクロニシティ」がレコード大賞に決まったわけですが、決して乃木坂からやらせと言われ始めたわけではありません。

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レコード大賞2023はやらせ?知らない曲が多い&おかしい理由は?

今年は12月30日に放送される2023年の第65回レコード大賞。

ここ数年はやらせの声があがることはなかったのですが、2023年はどうなのでしょうか?

冒頭で触れた通り、YOASOBIの『アイドル』が選ばれなかったことでやらせ疑惑が挙がっています。

もちろん確たる証拠はありませんし、やらせとは言い切れないですが、レコード大賞2023は「知らない曲が多い」「選考がおかしい」とも言われています。

なぜそのようなことが言われているのでしょうか?

レコード大賞2023おかしい理由①大ヒット曲YOASOBI「アイドル」がない

2023年4月にテレビアニメ「推しの子」のオープニング曲に起用され、あらゆるチャートでトップをひた走り、YouTubeの公式MVの再生回数は2023年年末時点で4億回近い数字となり、最終週作品賞間違いなしと言われていたYOASOBIの『アイドル』。

しかしながら受賞したのは”作曲賞”。

優秀作品賞に選ばれることなく、ファンからは「YOASOBIがないのはやらせとしか考えられない」「レコード大賞はおかしい」と言われる結果に。

なぜ優秀作品賞に選ばれなかったのか理由として挙げられるのはただ一つ。

「YOASOBIが民放テレビ局の音楽番組でパフォーマンスに乗り気でないから」

大晦日のNHK紅白歌合戦には出場されますが、元来YOASOBIはこういった番組で歌わないアーティストとしても有名ですよね。

もしも大賞に選ばれたのであれば、よほどのことが無い限りその場で生歌披露が求められるため、YOASOBIはこれを断ったのではないか?と言われているようです。

これが事実かどうかはともかく、レコード大賞2023がおかしいと言われている理由の一つですよね。

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レコード大賞2023おかしい理由②選考基準が良くわからない

2023年の日本レコード大賞優秀作品賞(ノミネート作品)は以下の通りです。

新しい学校のリーダーズ オトナブルー
Mrs. GREEN APPLE ケセラセラ
緑黄色社会 サマータイムシンデレラ
Ado
純烈 だってめぐり逢えたんだ
NewJeans Ditto
JO1 Trigger
imase NIGHT DANCER
市川由紀乃 花わずらい
BE:FIRST Mainstream

上記で紹介した選考基準から考えると、今年のCD売上オリコンランキング上位を占めた、king&Prince、SnowMan、なにわ男子、SixTONES、乃木坂46、日向坂46、櫻坂46といったアイドル組がノミネートされていないのは少し不思議ですが・・・

近年の傾向としてCD売上よりも再生回数が優先されるからかもしれませんね。
(そうなると俄然『アイドル』がノミネートされなかった違和感がありますが・・・)

また、旧ジャニーズグループはレコード大賞は辞退しているようです。

実際に2003年には社会現象を巻き起こした「世界に一つだけの花」をリリースしたSMAPもノミネートされませんでしたからね。

>>レコード大賞に旧ジャニーズが出ない理由3選!なぜSMAPは受賞しなかったのか?

いずれにしても曖昧な審査基準で、審査員の一存によって決まる可能性があるというのは間違いないでしょう。

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まとめ

レコード大賞のやらせはいつから始まったのか?乃木坂からと言われているのは本当か?2023選考基準がおかしいと批判された理由解説してきました!

やらせについては今から30年以上前の1980年代からずっと言われ続け、2015年になって週刊文春がいよいよ証拠をたたきつけたという流れになります。

2018年の乃木坂からやらせが始まったわけではなく、以前から言われていましたし、実際に証拠も挙がっていました。

そもそもレコードという言葉自体が死語となり、CDはおろかサブスクという言葉さえも使われなく成りつつある昨今、音楽はYouTube等の無料サイトで聴く人が多い中で「レコード大賞」という名勝自体が古いという意見も多くありますよね。

今後そういった体制がなくなり、本当の意味で優秀な音楽を世間に届けた人に賞が送られることを願っています。