チャイルドシートは抱っこ紐で代用OK?しなくていい場合を紹介!
小さい子どものお出かけにはよくベビーカーまたは抱っこ紐を使いますね。
車に乗るときにはチャイルドシートに乗せ換えます。
ある日、急に車に乗せてもらうことになったとき、普段使っている抱っこ紐で代用できるのかもと思ったことはないですか?
チャイルドシートが無い時、代用として抱っこ紐を使ってもよいものなのでしょうか。
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チャイルドシートが無い時どうすればいい?
そんなつもりはなかったのに、出先で急な予定変更でチャイルドシートがついていない友人の車に子どもと一緒に乗せてもらうことに。
そんなとき、ちょっと悩みますよね。
チャイルドシートが必要な子どもは、そのまま乗るのはダメになっているはず。
詳しくはどんなルールになっていて、もし違反するとどうなるのでしょうか。
チャイルドシートなしで車にそのまま乗ってしまってもいいのでしょうか。
そもそもチャイルドシートが無いと捕まる?
チャイルドシートがないまま子どもを乗せていた場合、警察に捕まってしまうのでしょうか?
もちろん、車を止められて処分されることになります。
なぜなら、道路交通法により、チャイルドシートについて細かく義務付けられているからです。
子どもの年齢と体重や身長によっては、必ずチャイルドシートを使うルールになっています。
そのルールに違反した場合、運転者が処分されてしまうのです。
捕まった時の違反点数や罰則は?
それでは、チャイルドシートの使用義務に違反して警察に捕まってしまった場合の違反点数や罰則はどうなっているのでしょうか。
違反の点数は1点となっていて、罰金自体はありません。
ですが、それまでの自分の違反点数によっては、運転免許停止になることもありえます。
違反点数は一年間無事故無違反を続けないと消えません。
つまり、その後も交通違反を重ねることがないように、より気を付けて運転するようにしなくてはなりません。
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チャイルドシートは抱っこ紐で代用してもいいの?
日ごろ抱っこ紐を使って外出している場合、子どもは安心してよく寝たり、落ち着いていますよね。
そうすると、なんだかそのまま車に乗ってしまいたくなります。
子どもを車に乗せるために、いちいち抱っこ紐から出すのもひと手間です。
さらに、出すときに目覚めて泣いてしまうことも。
せっかく寝ているのに乗せ換えるのがかわいそうになります。
私も何度もそのまま乗ってしまいたいと思ったものです。
ですが、実は抱っこ紐はチャイルドシートの代用にはしてはいけないことになっているのです。
チャイルドシートの代わりに使っていいものはある?
抱っこ紐をしていると大人とは密着していますが、その大人がシートベルトをすることができません。
すると、子どもが危険になるのはもちろん、大人も危険になってしまうのです。
シートベルトとチャイルドシートは自分の命を守るためのものです。
チャイルドシートがどうしてもないようであれば、自分と家族のかけがえのない命を守るためにも、代わりになるものを準備したいところですね。
3歳以上なら「スマートキッズベルト」がおすすめ!
3歳以上を目安に「スマートキッズベルト」を使うことができます。
チャイルドシートよりずっと安く購入できる小さなベルト状のものです。
このベルトを車のシートベルトに着けると、まだ座高が低い子どもでも首が苦しくならずに座ることができます。
また、体重の目安は15kg~36㎏になっていて、年齢よりも体重で判断します。
15㎏以上あればスマートベルトにしていいということになりますね。
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友人等の車にチャイルドシートが無い時はどうする?
友人の車や実家の車に乗せてもらうとき、チャイルドシートがないこともよくあることですよね。
そんなときに、この「スマートキッズベルト」を用意しておくと安心です。
小さくてかさばらないので、持ち運びにも便利です。
小さい子どもがいると何かと荷物が多いので、持ち運びに便利な大きさと軽さであることはポイントが高いですね。
旅先にも準備しておくと、急に必要になっても焦らなくていいですね。
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チャイルドシートをしなくてもいいのはどんな時?
これまで、「チャイルドシートは必須です!」と伝えてきました。
「でもそんなこといったってこんなときは無理です!」というときも実際にはあると思います。
その通りです。実はとある条件の下ではチャイルドシートをしなくてもいい時があるのです。
その「とある条件」とはどのような条件でしょうか。
①から⑦のケースまでかなり細かく状況別に決められていますので、以下に見ていきましょう。
①バスやタクシー
実は、公共のバスやタクシーに乗る際には、チャイルドシートを使わなくてもいいことになっています。
実際にチャイルドシートを設置してない場合も多いですよね。
ただ、乗車する時間が長くなるようであれば、より安全に乗りたいところですね。
タクシーであれば、まず大人がシートベルトをして、それから抱っこ紐を使うといいでしょう。
どのくらいの間乗るかに合わせて、シートベルトを着用するかどうかを決めたらいいですね。
②チャイルドシートが固定できない場合
ほとんどの車にはチャイルドシートを固定することができます。
ですが、車によってはその構造上、チャイルドシートを固定することができないものもあります。
元からチャイルドシートのためのスペースがなかったり、時にはシートベルトがついていない形の車もあるそうです。
その場合にはチャイルドシートに座らせなくてよいことになります。
そもそも、チャイルドシート向けに作られていないので、設置しようもないのです。
③チャイルドシートを使うと全員乗れなくなる場合
車にはそれぞれ乗車人数の上限が決められており、それ以上の人数は車に乗ってはいけないことになっています。
チャイルドシートを乗せることによって、乗車人数すら乗れなくなるような場合に限り、チャイルドシートが免除されることになっています。
チャイルドシートはどうしても横幅が大きいので、体格のよい人ばかりが乗り込む場合、このような自体も起こりえます。
そんなときの特例措置です。
④授乳など日常生活での世話ができない場合
乳児の場合には、車の中で泣いて泣いて泣き止まないときがあるかもしれません。
すごく喉がかわいているとき、すごく体がかゆかったり何らかの理由で泣き続けるときもありますよね。
そんなときには、授乳したりお世話をする場合には、チャイルドシートから出してあげることができます。
私の子どもも泣き続けているときがありましたが、チャイルドシートから出すのはダメだと思いこんでいましたね…。
⑤病気や怪我がある場合
チャイルドシートに乗せなくていい場合に、一例としてその子どもがアトピーであるとき。
ベルトが当たってかゆがったり痛がったりしていて座っていられないとき。
または、骨折や脱臼などの怪我をしていて、チャイルドシートに乗せられることができないといった場合。
もちろん、そんなときには無理やり乗せなくていいことになっています。
チャイルドシートに乗せることで、より状況が悪化するような場合にはやむをえないということですね。
⑥肥満など体の状態に制限がかかっている場合
たとえば、子どもが肥満でチャイルドシートに座ることができない場合もあるかもしれません。
または、怪我などではないけれど、その他の身体的理由でチャイルドシートに座ることができない場合、これも使用をしなくてもいい対象になります。
座ることができない状態であるのに、無理やり座ると体を痛めることになります。
よって、これまでの例と同じように無使用でもしかたないケースにあたります。
⑦応急救護等、命にかかわる場合
子どもを救急病院につれていくような危険な状況の場合、そして命にかかわるような状況の場合にもチャイルドシートをしなくても大丈夫です。
子どもの状況によっては、チャイルドシートでは、ベルトをすごく苦しがって座っていられなかったり、がんばって座って余計につらくなるときもあります。
そういったときには、体に無理のない姿勢で乗車することはしかたがありません。
一番大切なのは、体の状態が悪くならないように移動することです。
だから、この場合にも使用しなくても大丈夫ということになります。
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まとめ
チャイルドシートは子どもの安全のために必要です。
そして、抱っこ紐では代用できないものなのですね。
でも、最近では「スマートキッズベルト」というアイテムも出てきているので、幼児になったら体重にあわせて使用してみるといいですね。
くれぐれも抱っこ紐をチャイルドシートの代用にしないようにお気を付けください。
それでは、みなさん今日も安全運転でお過ごしください。