新幹線でスーツケース置き場どこが最適?大きな荷物持ち込みの注意点解説!
スーツケースを持って新幹線に乗る時って、置き場が心配ではないですか?
新幹線に乗ったことがあるなら、大きなスーツケースを持って乗ることに不安を覚える方も少なくないはずです。
ここでは、新幹線でスーツケースをどこに置けばいいのか、持ち込める荷物のサイズ、大きい荷物を持ち込む時の注意点などを解説していきます。
今回のテーマは『新幹線でスーツケース置き場どこが最適?大きな荷物持ち込みの注意点解説!』
新幹線に乗る前に、ぜひ、チェックしてみてください!
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新幹線でスーツケースやキャリーケースの最適な置き場はどこ?
新幹線にスーツケースを持って乗る時には、置き場所を確保するまで安心できませんよね。
特に、海外からの旅行者、帰国者は荷物の置き場に困ることが多いようです。
新幹線にスーツケースやキャリーケースの置き場はあるのでしょうか?
荷物を置く場所はたいてい荷物棚ですが、もし置けない場合は他の場所に置かなければなりません。
新幹線でのスーツケースの持ち込み方や正しい置き場を知って、事前に対処すれば、安心して旅行を楽しむことができるはずです。
新幹線でスーツケースやキャリーケースの置き場に困るSNSの声
新幹線で荷物の置き場がなくて困っているのは、皆さん同じなようです。
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新幹線に持ち込める荷物のサイズは決まっている?
新幹線内に持ち込める荷物のサイズです。
- 3辺の長さ(縦+横+高さ)の合計が250cm以内
- 荷物の重さは30kg以内
- 長さが2m以内
- 2個まで(ハンドバック、傘、杖など身の回り品は除外)
スキー用品やサーフボードなどのスポーツ用品、楽器類、車椅子、ベビーカーなどは大きさに制限なく持ち込み可能です。
ところで、3辺の長さの合計が250cmというと、相当な大きさになります。
この大きさの荷物を持っていくということはめったにないでしょう。
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新幹線でスーツケースを置いてはいけない場所は?
新幹線にも置いてはいけない場所はあります。
置いてはいけない場所に荷物を置くのは、乗務員の乗務の妨げとなり、他の方の迷惑にもなります。
必ず、所定の荷物置き場に置くようにしましょう。
どうしても置き場がなく、困った時には、車掌さんに相談してみましょう。
①通路
通路に荷物を置いてはいけません。
通路に置いておくことは出入りする方、車掌さん、ワゴン販売が通る道を妨げてしまいます。
荷物棚に上げるなどして、通路には置かないようにしましょう。
②デッキ
デッキに置いておくことは非常に危険です。
駅でたくさんの方が乗り降りするので、そこに荷物があると、危険なことにもなりかねません。
また、盗難の恐れもありますので、必ず、自分で管理するようにしましょう。
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新幹線のスーツケースの置き場一覧!
2018年頃から、長距離列車に大型荷物を収納できる荷物置き場を設置することが定められました。
これを受け、新幹線でも荷物置き場の整備を進め、荷物置き場が少しずつ確保されてきました。
とくに、東海道・山陽・九州新幹線においては、大型の荷物を持ち込む際、注意が必要です。
また、常に荷物は自分の目の届くところに置くようにしましょう。
以下は、新幹線の荷物を置くことができる場所です。
①荷物棚
新幹線で荷物を置く場所は、基本、座席の上の荷物棚です。
荷物棚は新幹線によって多少違いますが、奥行きは40~45cmほどあります。
荷物棚の高さは30~35cmほどです。
飛行機の機内持ち込みができるサイズが、3辺の合計が120cm以内(40Lまで)ですが、このサイズなら十分に収納できます。
東海道新幹線700系、N700系、N700A系は、奥行きが45cmほどあり、3辺の合計が160cm以内の荷物であれば、収納できるようになっています。
3辺の合計が160cm以内がどれくらいかというと、高さ74×幅48×奥行33(例)の100Lサイズのスーツケースでも3辺の合計は157cmです。
このサイズは荷物棚から少しはみ出すのですが、荷物棚は奥へ行くほど下に下がるようになっているので、落ちてくる心配はありません。
②荷物置き場
荷物棚の他に、大型のスーツケースなどを入れることができる荷物置き場が設置されている新幹線もあります。
この荷物置き場は、客室内、もしくは、デッキスペースに設置されています。
これらの荷物置き場は自由に使うことができ、もし、盗難などが心配ならば、自分でチェーンなどを準備して施錠することもできます。
座席からでも確認できるよう、荷物置き場の周辺で指定席をとるのも方法でしょう。
荷物置き場がある新幹線は以下の通りです。
- 東北・北海道新幹線【E5・E6・H5・E2系】はやぶさ/はやて/やまびこ/なすの 1~9号車
- 秋田新幹線【E6系】こまち 11~17号車
- 山形新幹線【E3系】つばさ 11号車・14~17号車
- 北陸・上越新幹線【E7系・W7系】かがやき/はくたか/あさま/とき/たにがわ 1~12号車
- 九州新幹線【800系】さくら/つばめ 6号車
荷物置き場も十分なスペースがあるわけではないので、混雑時には、すべて埋まっていることもあります。
東海道新幹線には荷物置き場が無いので注意!
東海道新幹線には荷物置き場は設置されておりません。
しかし、2020年頃から東海道新幹線も、大型の荷物置き場の対策を進めています。
③足元のスペース
座席の足元のスペースは、自分の椅子と前の席との間の距離が53cm、シートの横幅は40cmほどです。
この奥行き53cm×幅40cmの空間に荷物と自分の足が入るということになります。
足の部分を考えると、荷物を置けるスペースは奥行き30cm×幅40cmほどと考えられます。
飛行機の機内持ち込み可能なサイズ、3辺の合計が120cm(40×25×55cm)までが適当な大きさでしょう。
それ以上の大きさになると、前の席の方のリクライニングを妨げたり、テーブルを下ろすことができないかもしれません。
もし、進行方向の最前列が空いていれば、足元のスペースもやや広く、前の席もないので、かなり穴場かもしれません。
個人的に、女性である私は荷物棚に荷物を上げる自信がなく、できるだけ荷物は小さくしたり、分けたりして、足元によく置きました。
④グリーン車
普通車は座席が2列と3列の5列になっているのに対し、グリーン車は2列と2列の4列になっています。
そのため、座席は広くゆったりとしていますが、足元には足載せ台があるため、足元のスペースはそんなに広くはありません。
足載せ台の横に小さめのカバンなら置けそうです。
スーツケースなどは荷物棚に上げるか、最後部に置きます。
また、荷物置き場がある新幹線なら、そこを利用するのもいいでしょう。
グリーン車の荷物置き場は大抵デッキスペースに備え付けられています。
ただ、グリーン車は乗車率が低いので、比較的、荷物棚などスペースは空いているようです。
⑤車椅子対応座席
新幹線には「車椅子対応座席」と言って車椅子を利用する方専用の座席があります。
通路側の1席が外されていて、そこに車椅子を置けるようになっているので、スペースが広くなっています。
ですが、「車椅子対応座席」がある車両は多くはなく、席の数も限られており、車椅子利用者の方が使うスペースです。
車椅子利用者の方が利用するうえで、支障がでることもありますので、おすすめはできません。
やむを得ず利用する場合も、車椅子利用者の方がきたら、譲りましょう。
⑥車両の最後部(特大荷物コーナーつき座席)
新幹線が進む方向の最後列の座席と、後ろの壁との間にスペースがあります。
ここに自由に荷物を置くことができます。
しかし、座席の後ろなので、大きい荷物を置くと、前の座席に座っている方がリクライニングができなくなってしまいます。
荷物の前の席に自分が座れればいいのですが、他の方が座っているなら、なるべく邪魔にならないように置くなり、席の方に一言、声をかけておくのがよいでしょう。
また、最高部に荷物を置いた時には、必ず、周辺で管理するようにしましょう。
荷物から離れてしまい、荷物の持ち主がわからないと、不審物として扱われることにもなりかねません。
東海道・山陽・九州新幹線では、「特大荷物コーナーつき座席」「特大荷物スペースつき座席」というサービスを行っています。
3辺の合計が160cm~250cmが特大荷物になります。
「特大荷物コーナーつき座席」というのは、座席とデッキスペースにある荷物置き場をセットで利用できる東海道・山陽新幹線でのサービスです。
「特大荷物スペースつき座席」は、最後列の座席と後ろの最後部スペースをセットで利用することができます。
特大荷物コーナーつき座席は予約が必要!
東海道・山陽・九州新幹線に特大荷物を持って乗る時は、事前に予約をして、乗らなければなりません。
予約をする時は「特大荷物コーナーつき座席」もしくは「特大荷物スペースつき座席」を予約します。
予約をしないで乗った場合には、手数料として1000円(税込み)を支払うことになりますのでご注意ください。
「特大荷物コーナーつき座席」の荷物置き場は、デッキスペースにあります。
荷物置き場は、上の段と下の段になっており、置き場のサイズは、上が80㎝×60㎝×50㎝、下が80㎝×60㎝×40㎝です。
上の段は、通路側座席と、下の段は、窓側の座席とセットになっています。
特大荷物コーナーは防難防止のため、施錠するようになっていますが、その際、交通系ICカードが必要となります。
スポーツ用品、楽器類、ベビーカーなどは、予約する必要はありませんが、「特大荷物コーナーつき座席」「特大荷物スペースつき座席」を利用したい時は、予約しなければなりません。
特大荷物コーナーつき座席の予約方法は?
①ネット予約
- 「スマートEX」JR東海・西日本・九州が運営する東海道・山陽・九州新幹線の会員登録無料のネット予約サービスです。
- 「エクスプレス」JR東海・西日本・九州が運営する東海道・山陽・九州新幹線の会員制(年会費1,100円)のネット予約サービスです。
- 「e5489] 山陽・九州新幹線、在来線のほか、JR東日本・東海の新幹線も予約できるJR西日本が提供するネット予約サービスです。
えきねっとからの予約はできません。
②駅の券売機
駅の指定席券売機で予約・購入できます。
乗車する列車を選択後、座席の種類にて「特大荷物コーナーつき座席」又は、「特大荷物スペースつき座席」を選びます。
③駅のみどりの窓口
みどりの窓口にてチケットを購入の際、特大荷物を持ち込むことを係員に伝えてください。
予約をするうえで、追加料金はありません。
3辺の合計が160cm以下でも利用可能?
3辺の合計が160cm以内の荷物でも、個人的な事情がある場合は利用できます。
しかし、特大荷物つき座席も十分にあるわけではないので、基本的には荷物棚などの利用をお勧めしています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
『新幹線でスーツケース置き場どこが最適?大きな荷物持ち込みの注意点解説!』ということでお届けしました。
これまでの内容を以下のようにまとめました。
◆新幹線に持ち込める荷物のサイズ
3辺の合計が250cm以内、長さ2m、重さ30㎏、2個まで。
◆新幹線のスーツケースの置き場
- 荷物は基本、座席の上の荷物棚に置く
- 客室、又は、デッキに荷物置き場がある新幹線もある(東海道新幹線には無い)
- 座席の足元に置く場合は3辺合計120㎝までの大きさが適当
- グリーン車は、足元は狭いので他の置き場に置く
- 車椅子対応座席は、車椅子を利用する方に配慮する
- 車両の最後部に荷物を置く時は、近くで管理する
◆東海道・山陽・九州新幹線に特大荷物を持って乗る時の注意点
特大荷物を持っている場合は「特大荷物スペースつき座席」又は、「特大荷物コーナーつき座席」の予約をして乗らなければいけません。
予約をしないで特大荷物を持って乗った時には、手数料として1000円を払うことになります。
スポーツ用品、楽器類、ベビーカー、車椅子なども、「特大荷物スペースつき座席」「特大荷物コーナーつき座席」を利用する場合は予約が必要です。
◆予約方法
最後まで読んでくださりありがとうございました。
新幹線で荷物の置き場に困らないように、ぜひ、活用してみてください!