トトロのお父さん役声優は下手？糸井重里(コピーライター)は何故棒読みで起用された？
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人気ジブリ映画の一つ「となりのトトロ」
魅力のあるキャラクターはたくさんいますが、中でもサツキとメイのお父さんである「草壁タツオ」は、当時のアニメでは珍しい優しさと愛のある人気キャラクターです。
そんな「草壁タツオ」役の声優が下手だという意見が、テレビで放送されるたびに話題になります。
この記事では、トトロのお父さん役の声優が下手だといわれる理由や、担当したコピーライターの糸井重里氏が抜擢された理由などまとめています！
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トトロのお父さんとは？
「となりのトトロ」は1988年4月に公開されました。
時代設定は昭和30年代前半。
サツキとメイのお父さん「草壁タツオ」は32歳の考古学者で、少し頼りないところもあるのですが、小さい頃からお化け屋敷に住むのが夢だったという、いつになっても少年の心を持ち合わせた純粋な人間です。
トトロは子供しか会えないので、お父さんは会ったことがないのですが、サツキとメイが見た！といったことに疑いすら持たず、何事にも先入観なく接することができる所からも分かるように、時代にそぐわない優しいお父さんとして描かれています。
今の価値観からすれば「こういう人いるよね」でいけちゃいますが、1950年代にこういった人はあまりいなかったらしいので声優探しも難しかっただろうと勝手に思う次第です。
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トトロのお父さん役声優は下手なのか？
トトロのお父さんの声優についてネット上ではどのように言われているのでしょうか？
「お父さん役声優は下手だ」という声が多いですね・・・
下手すぎて草を生やしている方もいらっしゃいます・・・
理由としては「棒読みだから」「ボソボソと抑揚無く話すから」など様々ですね。
実はトトロのお父さん役の声優さんはプロの声優ではないのです。
では一体誰が務めているのか、何故棒読み演技なのに採用されたのか見ていきましょう！
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お父さん役声優はコピーライターの糸井重里氏！
トトロのお父さん役の声優は、コピーライターでもある糸井重里氏が務められています。
糸井重里さんは1948年生まれの群馬県出身。
コメンテーターとしてテレビにも出演されていましたが、本職はコピーライターやエッセイスト。
中でのジブリのものが有名で、声で出演されている「となりのトトロ」含め、これらのコピーはご存じの方も多いのではないでしょうか？
・このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。（となりのトトロ）
・生きろ。（もののけ姫）
・おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。（魔女の宅急便）
・トンネルのむこうは、不思議の町でした。（千と千尋の神隠し）
・ふたりが暮らした。（ハウルの動く城）
・見えぬものこそ。（ゲド戦記）
・カッコイイとは、こういうことさ。（紅の豚）
このコピーを見ただけで身震いしてしまいますね（笑）
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糸井重里氏はなぜ棒読みなのに起用された？
糸井重里氏は声優ではありませんから、棒読みになってしまうのは仕方ない部分があります。
「もう少しどうにかなっただろう」との意見もありますが、プロの中に混じって声を入れるだけでも緊張するのに、その中で演技をするのは相当難しかったことでしょう。
では何故、そんな棒読みの糸井重里氏が、トトロのお父さん役に起用されたのでしょうか？
それは「不器用さが残る、まだ世慣れしていない優しいお父さん」という役にぴったりの「声」をされていたからだと思います。
宮崎駿監督は「演技力」で採用・不採用を決めているわけではありません。
重視されているのは「声質」です。登場キャラクターに、声優さんの人生が詰まった声が合うかどうか。演技力のある声優さんは、演技をするあまり相手を慮った声を出すとおっしゃられています。
それは以下の「風立ちぬ」声優オーディションの中で、エヴァンゲリオンの監督として有名な庵野秀明氏が選ればれたシーンからも分かりますよね。
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トトロのお父さんの演技に賛否両論！
糸井重里氏が務めるとなりのトトロのお父さんですが、下手だという意見がある一方で「染みる」「味がある」といった声も多くあり、賛否両論となっています。
普通に声優さんを起用すればこういった議論は生まれないですし、非常に興味深いですよね。
ただ一つ言えることは、クリエイターとして自分の明確な考えを作品に落とし込めるのは、巡り合わせがあるにしても立派な才能と執念が必要なわけで、宮崎駿監督の能力を垣間見ることができます。
まとめ
トトロのお父さん役の声優が下手だといわれる理由や、担当したコピーライターの糸井重里氏が抜擢された理由などまとめてきました！
トトロのお父さん役は、コピーライターの糸井重里氏が声を演じられており、声優のプロではないので、ボソボソと抑揚の無い棒読みになっているのですね。
となりのトトロは金曜ロードショーで二年に一度放送されています。2022年に放送されたので、次はおそらく2024年ですね！
今後も棒読みでありますが、優しいお父さんにぴったりの優しい声を楽しもうと思います！